Seasonal Scenes

20010220

しもばしら

子供の頃、学校の途中とかで踏みつけて遊びましたよね“しもばしら”...

「ザクボコ・ザクボコ」

いつの間にか、道ばたの霜柱なんか踏んで遊んだりできなくなっている自分に気がつきます。

大寒の昼下がり、これだけ寒ければあるだろうと思って谷中霊園(別名:庭園の森博物館)に足を向けてみました。

※焚き火跡で暖をとる猫(これはボスではありません)
しばらく探すと、やっぱりありました立派な霜柱が。

コケに覆われた地面をモコモコと浮かせながら、所々から顔をのぞかせています。

このところの寒さ続きで8cmぐらいの高さになっています。

さて、この霜柱どうしてこんな風になるのでしょうか?子供の頃は先を争って踏んづけるのに一生懸命で考えたこともなかったのですが・・・

よくよく見ると透き通った鍾乳洞のようでとても綺麗です。

比較的軟らかい土に適度に水分があるのが最初の条件だそうです。次に、土の中は0度より暖かく、土の表面が氷点下の気温になったとき、霜柱が出ると言うことです。

土の中の水分を吸い取って、ぐいぐい成長していくのでしょう。

よく見ると節目がついていたりするので、幾晩かの時間をかけてここまで大きくなったのだろうと思います。

でも、所詮霜柱なのでさんざん写真を撮ったあげく、踏んづけちゃうんですよね!ザクボコ、何とも言えない懐かしい感触が足の裏に伝わってきます。

都会では土がある場所を探すのも大変です、その上、土は汚いものだと思っている人も多いようです。

気がつくと靴もGパンも泥だらけ...おまけにカメラも泥だらけなのにはちょっと閉口しましたが、久しぶりに地面と遊んだような気がして楽しかったです。


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