Seasonal Scenes

19980115

静寂な朝でした。祝日であることも手伝ってか、し〜んと静まり返った外の気配を感じながら、部屋にほのかに差し込む雪明かりに見とれてしまいます。まるで生まれ育った東北の家にいるかのような錯覚を覚えた一日の始まりでした。

この大雪は景色を清浄し、町を新鮮にします。そんな今日15日は諏訪神社のどんと焼き。この天気で人出はかなりまばらでしたが、地元の役員の方々が役目を終えた正月飾りやお札を「ゴミ燃やし」よろしく、少しづつ足しながら焚いてゆきます(東北地方では山盛りてんこ盛りにしたお札を一気に焚くので迫力があるのですが)。そして集まった人たちには、竹の串にさされたお餅がふるまわれ、それを火であぶってぷ〜うっとふくらんだ頃いただきます。今年も一年無事にすごせることを祈りながら....
寒さと大雪のせいか、この儀式は早々に終えられ、みんな「お疲れさま」ってな感じでそれぞれ家路に着くのは、いかにも東京らしいクールな一面でしょう。