Seasonal Scenes

19980412
花の頃が過ぎて朝、通勤路の墓地の中を歩くと花びらが朝日に照って舞い落ちてきます。
足を止めてそのなかにしばらくたたずんでいたくなる、それほどに美しい光景です。
時の過ぎるのを忘れて、ふと我に返るとすでに8時半をまわっている。ついここ2日は遅刻しつづけています。
高層ビルの谷間を歩きながら「今日は早く帰って桜にまた来年ね、といわなくちゃ」と
朝から考えてしまうこの時期。
悲しいほど美しいこのはかなさが心に沁みてきて春の終わりを告げるのです。