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箪笥の写真

用箪笥 献保梨製 拭漆

19970323

谷中に住んでいて良かったと思えるいい一日でした。個人的なことになりますが、私、かねがね鏡と化粧品入れには人並み以上の関心を持っていました(ちなみに筆者は性別上女に属します)。ですがなかなか気に入ったものも見つからず、有りものの箱や鏡で済ませてきたわけです。ところが今日、アートフォーラム谷中にて運命の出会いをしてしまいました。
みなさん、指物(さしもの)ってご存じですか?私たちのおばあちゃんの世代が使っていた鏡台や茶ダンスやくずかご。もうおわかりですね。

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愛着をもてる道具が少なくなっている昨今、一つの回答を見いだしました。私のように、欲しい形や機能にこだわりたい人にお奨めです。写真を見ていただくとおわかりの通り、道具には見えない部分に職人の技がちりばめられていて感動することもしきりです。職人の方がおっしゃっていますが、いくらでも手を抜ける見えない部分にこだわりを持ち続けるのは、自分との闘いだそうです。

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使う側の要求と知識が高いほど作る側により工夫が必要とされる、そんな双方のやりとりがあってこそ道具は生きて愛着も増すというものでしょう。既製のものに満足できないあなた、まず見て触れてその良さを知るのはいかがでしょうか?


アートフォーラム谷中での展示会の様子(Quick Time VR 206k)
control keyでzoom out、option keyでzoom inの操作が出来ます。


 


endou@yanaka.com